【周辺の観光スポット】
英彦山神宮の表参道周辺にはかって山伏が暮らした坊舎跡や古庭園など観光スポットが点在しています。行きはスロープカーで一気に英彦山神宮奉幣殿まで上り、帰りは参道をのんびり散策しながら下ったりとお好みで楽しむことができます。
英彦山神宮奉幣殿
(国指定重要文化財)
修験道時代の霊山寺の大講堂。様式は千鳥破風入母屋造りで、現在の社殿は元和2年(1616)、小倉藩主細川忠興公の寄進により再建されたものです。
政所坊庭園
かっては英彦山の政務の中心をなしていて、坊舎建築の礎石が庭の中央に整然と並び、山を借景とした濃い緑に秋は紅葉がきれいです。
旧亀石坊庭園
室町時代の画僧雪舟が作成したと伝えられ、国の名勝に指定されています。紅葉の時期は辺り一面が赤や黄色に染められ見事な情景を見せてくれます。
財蔵坊
(福岡県有形民族文化財)
日本三大修験の山に数えられる英彦山にある財蔵坊は、江戸時代後期の修験者の住居でした。
〈一般公開〉
・毎週土、日
・開館時間 10:00~15:00
・冬季休館
銅鳥居
(1637年建立・国指定重要指定文化財)
かつての英彦山の参拝口。スロープカーの幸駅真横にある英彦山の玄関口。寛永14年(1637年)、佐賀藩主鍋島勝茂公の寄進によるもの。青銅製で出来た高さ7m、柱の周囲は3m余りもある表参道にまたがる大鳥居。英彦山の額は享保14年(1729年)霊元法皇勅命を受けて京都から運ばれて掛けられたものでこの頃から「英彦山」と称されるようになったといわれています
花見ケ岩公園
別所駐車場から徒歩で数分上ったところに巨岩の丘があります。ここからの眺めは360度開けていて英彦山の美しい四季の景色が堪能できます。
鷹巣原高原のススキ
英彦山青年の家キャンプ場そばにある鷹巣原高原の斜面一面にススキが群生して銀色に輝かせてくれます。例年9月下旬から11月中旬くらいまで楽しめます。
高住神社(豊前坊)
農耕と牛馬の安全の守護神で豊前坊天狗神としても有名。江戸時代までは豊前坊と呼ばれていて、本殿は岩の中にのめり込むように建立されています。周囲は荘厳で神秘的な雰囲気が漂っています。秋は国道500号沿いの紅葉を楽しめます。
英彦山大権現
英彦山で最上級の美しい紅葉が見られるスポットが英彦山大権現です。手入れの行き届いた広大な庭園が訪れる人の心を魅了します。
【花の見所スポット】
ミツマタ
3月中旬頃から春の訪れを告げるように参道のミツマタが開花を始めます。例年マスコミにも取り上げられ話題になります。
守静坊の桜
銅鳥居付近の国道500号から徒歩で少し下った所にある樹齢約200年の枝垂桜。例年4月中旬頃に見頃を迎えます。守静坊の石垣が歴史を感じさせます。
クリン草
5月中旬になると珍しい山野草のクリン草が咲き始めます。銅鳥居横の霊泉寺や財蔵坊、旧亀石坊庭園、政所坊庭園などに咲いています。
キンモクセイ
9月になると銅鳥居近くのキンモクセイが好い香りを放ちます。キンモクセイの古来種と云われるウスギモクセイです。
【英彦山の年間行事】