◎英彦山の登山コース
英彦山の山頂は中岳、南岳、北岳の3つからなり、
登山コースも大きく中岳コース、南岳コース(鬼杉経由)、北岳コースの分けることができます。
スロープカーの終点である英彦山神宮は中岳コースと南岳コースの起点となっており、
初めての方にはスロープカーがご利用できる中岳コースがおススメです。
令和4年8月1日から令和7年12月31日まで、
中岳山頂の英彦山神宮上宮改修工事に伴い、
産霊神社から中岳山頂までの区間が立ち入り禁止となります。
併せて南岳山頂~中岳山頂、北岳山頂~中岳山頂も通行止めとなるため、
英彦山三峰の縦走もできません。
その他バリエーションルートの北西尾根コース、バードラインの一部も通行できません。
◎初めての方はまず中岳コースを
中岳コースは英彦山神宮から真っすぐに階段を登っていくコースで、全長約1.9km、
約1時間30分の行程です。
初心者向けとはいえ、前半に急登区間(きつい上り)が続くなど、なかなか手ごわいコースです。
◎コースの概要
初めて上る山でも、コースの概要が分かると、知らないよりは楽に上ることができます。
ざっくりではありますが、中岳登山道を説明します。
かつて上宮への参道だったこともあり、大半が自然石を利用した階段となっています。
〇スタートから500mまで
きつい急登が続きます。
中岳コースで一番きつい区間と言えます。
500m過ぎからは時々、下りや平坦な部分を挟みながら、高度を上げていきます。
道中1つ目の鎖場があります。
〇500mから1000mまで
1000m辺りまで来ると急登は終わり、上りと時々平坦な部分を小刻みに繰り返しながら、
2つ目の鎖場を経て中宮に到着します。
〇1000mから産霊神社(むすびじんじゃ)
上りや平坦な部分をそれまで以上に小刻みに繰り返しながら、稚児落(ちごおとし)や関銭跡を経て、
産霊神社(むすびじんじゃ)に到着します。
産霊神社には古い水場があり、水分を補給できます。
〇産霊神社から山頂
木の鳥居跡をくぐると山頂まで約200m、それまでとは一変して、開けた石の階段を上ります。
傾斜はそれほどでもないのですが、これまでの疲労の影響か、とてもきつく感じます。
頑張って上ると、山頂に鎮座する上宮が見えてきます。
上宮が中岳山頂1188.2mとなります。
山頂からはキレイに晴れていれば、阿蘇山や由布岳、久住連連山や雲仙などが見えます。
ちなみに上宮に向かって右手に見えるのが、南岳(標高1199m)で英彦山の最高峰となります。
中岳から約20分で到着します。
◎英彦山山頂までのスライドショー